コラム

大きくて丸いアレなーに?

若松ガス本社には、大きな球体の設備があります。

かなり目立つので、会津若松市にお住まいの方なら一度は目にしたことがある、という方が多いと思います。

この設備、中に何が入っているのか、何に使うのか、皆さんはご存知でしょうか?

 

実はこれ、ガスホルダーという設備なのですが、普段は使用していないんです。

名前のとおり、ガスを貯蔵するためのものなのですが、入っているのは圧縮された状態の都市ガスです。

普段使っていないならいつ使うのかというと、災害等で都市ガスの製造がストップしてしまった場合に使うんです。

 

若松ガスの都市ガスは普段は工場で製造しています。

若松ガスでは、地震などの災害が起きてもガスを安全に かつ 安定的に供給できるよう、日々保安に努めていますが、万が一設備等に不具合が生じ、都市ガスの製造がストップしてしまった場合に、このガスホルダーから都市ガスが供給される仕組みになっているのです。

 

ちなみに、当社のガスホルダーの中には24,000㎥分の都市ガスが貯蔵されています。

なかなかピンと来ないかもしれませんが、会津若松市全体でおよそ6時間~12時間(※)、都市ガスを利用することができる量と考えていただけると、わかりやすいかもしれません。

 

ガスホルダーはガス会社さんをはじめ、全国いろいろなところにありますが、基本的にすべて球形です。

これは、内部からの圧力を均等に分散するのに適していて、安全にガスを貯めておける形だからなんです。

色は薄いグリーンのような場合が多いですが、中にはイラストが描かれていたりするものもあります。

いろいろなデザインがあって面白いので、旅行などの際にガスホルダーを見つけたら、ぜひチェックしてみてください。

 

以上、今回は大きくて丸いアレ=ガスホルダーの秘密についてご紹介しました。

なお、ご紹介した内容はあくまで当社ガスホルダーについてのものです。

ガスホルダーには他にも需要に応じたガス送出量の調整などがありますので、もっと詳しく知りたい!という方はぜひご自身で調べてみてください♪

一覧へ