冬場に潜む危険！ヒートショックを未然に防ぐポイント
先日より記録的な大寒波が襲来し、まだまだ厳しい寒さが続くこの頃。
今回は、冬場に多発する「ヒートショック」の危険性とその対策についてご紹介します。
ヒートショックとは？
ヒートショックとは、急激な温度の変化により血圧が大きく上下することで起こる健康被害のことです。
めまいや立ちくらみなどの軽症状をはじめ、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などの重症状を引き起こします。
結果として、命を落とすことも・・・
年間を通じてヒートショック関連で亡くなる方は、交通事故による死亡者数の約４倍と言われています。
特に寒い時期は、暖房を使用している空間と使用していない空間の寒暖差が大きくなるため、
ヒートショックの発生リスクがグッと高まります。
血圧の変動が生じやすい６５歳以上の方や、血圧に関連する基礎疾患をお持ちの方は特に気をつけなければ
なりませんが、誰もが発生しうる現象ですので注意が必要です。
ヒートショックを防ぐためには？
①入浴前に浴室や脱衣場をあたためておく
リスクを減らすためには、室内温度の差をゆるやかに保つことがカギとなります。
入浴前に浴室にお湯をかける・脱衣場にヒーターを設置するなどして、室内温度を上げるようにしましょう。
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②いきなりお湯をかけない・入らない
寒い日は、すぐにでも温かな湯船に浸かりたくなりますが、体に大きな負担がかかり大変危険です。
まずは心臓から遠い手足にかけ湯をして、徐々に体を温めるようにしましょう。
シャワーの場合も同様、急に心臓にお湯をかけたりせず、徐々にシャワーの温度に体を慣らすことが大切です。
③湯船の温度は４１℃以下で！
湯船の温度が熱すぎると心臓に負担がかかります。
ぬるめ（４１℃以下）を心掛け、長風呂し過ぎず１０分程度の入浴を意識しましょう。
④飲酒・食事直後の入浴は避ける
アルコール摂取後や食後は一時的に血圧が下がっている状態なので、夕食後すぐの入浴は控えましょう。
１時間程度開けるか、食前の入浴がオススメ。
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ヒートショックは浴室に限らず、トイレや寒いお部屋でも発生することがあります。
冬場の危険から家族を守り、寒い季節を暖かく、安全に乗り切りましょう。